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実験1「ノートパソコンのパンタグラフは補修できるのか?」

ノートパソコンのキーボードに使われているパンタグラフは、キートップの下にあり、キートップとキーボード本体を繋げており、キーが押されるとたたまれ、離すとキーストロークの上限まで持ち上がる、キートップを支えている部品だ。パンタグラフの端はキートップ裏側の溝にはめ込まれている。インベーダーゲームのエイリアンキャラみたいな形の部品が2個、真中辺りでクロスする感じで組み合わされている。背もたれの無い折りたたみ椅子を想像すると、着座部分がキートップで、足の部分がパンタグラフになる。この折りたたみ椅子の中央部にはゴムのスプリングが入っていて常に着座部を上に押し上げている。この足の部分(パンタグラフ)が壊れると、着座部分(キートップ)は水平状態を保てなくなる。

今回は「A」と「Q」のキーが壊れたキーボードの補修ができるかを実験的に行って見た。「A」はキートップへはめ込む部分の片耳が取れた状態で、「Q」は両耳が取れた(ドラえもんの様な)状態になっている。耳は直径0.5,6mm長さ2mmほどの突起でキートップ裏面のU字型の溝にはめ込まれ、キートップの動きにより上または下からの力が加わる。

この取れた耳をくっ付けてやればいいのだが、パンタグラフの素材はポリプロピレンとかナイロンの様なもので出来ているらしく、普通の接着剤では接着できない。(以前試した事がある。)

作戦1.プラスティック形成剤   固まるとプラスティックになるというものを使って耳の部分を継ぎ足して見る。破断面から少しずつ盛り上げてみる。時間を置いて、固まったところで削ろうとしたら、破断面からポロっと全部取れた。一見くっ付いていた様に見えたが、全く付いて無かった。

作戦2.プラスティック用接着剤  ポリエチレンやポリプロピレンといった接着し難い素材も接着可能な接着剤を使って、取れた部分の代わりのプラスティック片を接着してみる。一晩置いて、充分固まった頃に余分な部分をカットしようとしたら、また接着面からポロっと取れた。何回か試したが、接着面積が極小な上破断面が合っていないので、充分な強度が得られないらしい。

作戦3.溶かしてくっ付ける  溶剤で溶かしてくっ付けて見ようと、ネットで検索してみた、「ノルマル ブタン」という溶剤が引っ掛かったが、簡単に入手できそうにない。次にヒットしたのが「蟻酸」とか「濃硫酸」など。とっても危険そうだcoldsweats01。命を掛けてやる様な実験ではないし、この方法は止めにした。

作戦4.スーパーゼリー剤  ゼリー状の接着剤にスーパー液を付けるとプラスティック並みの固さになる。これを使って破断面から少しずつ盛り上げる。作戦1.と似ているがこちらの方が扱い易い。先ず、破断面にプラスティック用接着剤のプライマーを塗って乾かして膜を作り、そこにゼリー状接着剤を載せてスーパー液で固める。固まったらゼリー状接着剤を載せてスーパー液で固めるを繰り返し、適当な長さまで伸ばしていく。時間を置いて、固まったら不要な部分をカッターで削って・・・る最中にまたまたポロっと取れた。何回か試してみたが駄目だった。

作戦5.プラスティック用接着剤+何か+スーパーゼリー剤  スーパーゼリー剤は元々ポリエチレンやポリプロピレンは接着できないので、作戦4.は無理があった。そこで、次に考えたのがプラスティック用接着剤で何かを接着し、その何かにスーパーゼリー剤を付ける方法だ。破断面->プライマー->プラスティック用接着剤->何か->ゼリー状接着剤->スーパー液の順で耳の形成を試行した。充分固まったところで、余分なところをカッターで削りキートップのU字の溝に入る大きさまで小さくする。丁度いい大きさになったので、U字の溝にはめて見る。中々いい感じだ。一旦外してみる。・・・接着部分は問題無い。対になっている部品と合わせパンタグラフ(折りたたみ椅子の足)を作り、キーボード本体に取り付ける。その上からキートップをはめ込み打鍵してみる。違和感も無く実験的には成功したと言える。

Panta1_3 Panta2_3 Panta3_3

耐久性については検証できてないので、どれくらいもつかはわからないが、今回の実験では「ノートパソコンのパンタグラフは補修できる」という 結論になった・・・としておこう。

記事:ダイヒョー

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

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