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修理事例:光学ドライブ(DVDマルチドライブ)

修理スタッフのKtyです。

今回は結構多くのノートパソコンがこの問題を抱えていると思われる、「光学ドライブの不良」についてです。

今回の事例として取り上げるパソコンの症状は以下の様なものです。

(1)電源スイッチを押しても電源が入らない。

(2)ワンタッチボタン(メーラーやブラウザを直接起動するボタン)が勝手に入る。

(3)CPUの使用率が100%になると電源が落ちる。

(4)光学ドライブ(DVDマルチ)に於いてCDもDVDも読み込めない。

今回はこの内の(4)の修理事例についてご紹介しましょう。(1)~(3)についてはまたの機会に譲りたいと思います。

先ずは検証です。(1)~(3)についての修理は先に済ませてあります。パソコンを起動し、光学ドライブに音楽CDをセットしてトレイを閉じます。モーターの回転音がしてアクセスランプが10秒程点滅した後、ドライブは沈黙してしまいました。マイコンピュータを開いて光学ドライブのアイコンをクリックしても、ドライブにディスクをセットするようにと言われてしまいます。

回転音はしていたので、スピンドルモーターは生きている様です。これが壊れてしまっている場合は、モーターのみの入手はまず不可能なのでドライブごと交換するしかありません。しかし今回まだ望みはあります。

ドライブを取り外してみるとUJ811Bでした。早速分解してみます。ピックアップを裏側から確認するとレンズのアクチュエーター(フォーカシング用の駆動機構)に埃が詰まっていました。

先の細いピンセットで慎重に埃の固まりを取り除き、残った埃はカメラのレンズ用ブロアーで優しく吹き飛ばし、ドライブ内の他の部分に付着した埃も同様に除去します。

続いてドライブ内のケーブルのコネクタを全て取り外して接点をクリーニングしてからドライブを元通りに組み立てます。細かいパーツやスプリングが使われているので、それらを飛ばさない様に慎重に作業します。

組み立て終わった光学ドライブをパソコンに組み付けてから起動し、先ずは音楽CDをセットしてトレイを閉めます。モーターの回転音がして、今度は先ほどより長くアクセスランプが点滅しています。「これはいけるかも。」と思ったら、アクセスランプが消えて沈黙してしまいました。マイコンピュータからドライブアイコンをクリックしてみると、IOデバイスエラーが発生云々のメッセージが・・・
「やっぱり駄目か」と思いながらも、再度ドライブを取り外して思い当たる部分を処置します。

(ここで何をしたかについては残念ながら公表できません。商売上の秘密なのでご容赦下さい。)

パソコンに組み付け直して音楽CDをセットします。今度は直ぐにマイコンピュータを開いてドライブアイコンをクリックしました。しかして結果は?

やりました。トラック1からトラック16までのアイコンが表示されています。はやる気持ちを抑えつつ、ウィンドウズメディアプレイヤーを起動して再生してみます。

しばらくすると音楽が流れ始めました。曲はThe SQARE の GRAND PRIX です。この機種はメインとなる2つのスピーカーの他、底面にウーファーも搭載しており、中々良い音をしています。

続いてDVDムービーの再生にチャレンジです。近所のスーパーで診断用に買った500円DVDをセットします。タイトルはアニメ 「バットマン ザ フューチャー」。DVDプレイヤーソフトを起動してプレイボタンをクリックします。(このパソコンはお客様が自動再生を始めない様に設定されています)

しばし待っていると、視聴時の注意事項に関するテロップが現れました。メニュー画面でメインタイトルをクリックすると本編が始まりました。これでCDとDVDの再生はOKです。

今度は書き込みのチェックを行います。CD-RWとDVD-RWとで書き込みと、書き込んだファイルの読み出しを確認、どちらも正常に行える事を確認しました。

こうしてドライブを交換する事無く機能が復活しました。

修理完了の翌日にお客様がご来店になり、音楽CDとDVDムービーの再生をご確認頂きました。すると、「何年ぶりかで使える様になりましたね」と仰られていました。

この光学ドライブは何年も前からトラブルを抱えていた様です。今回はドライブのオーバーホールで改善し、喜んで頂けた様です。

光学ドライブはベゼルのデザインが機種固有のものである場合も多く、パソコン全体のデザインの一部を形成している場合があります。ドライブ交換の際に汎用のドライブを使用すると付属のベゼルは長方形の板状のものが殆どであり、元のベゼルとは形状が異なってしまいます。
ベゼルを移植出来る場合もありますが、メーカーや型番が異なると出来ない場合が殆どです。
この様にデザインの観点からもドライブそのものを修理出来ればそれに越したことはありません。

但し、これはあくまで一事例です。全ての光学ドライブがこの方法で直るとは限りません。ご了承の程お願い致します。

また、「自分のパソコンも光学ドライブの調子が悪いから分解してみるか」と思われた方、くれぐれも自己責任でお願い致します。オーバーホールしても改善しない場合や、組み立てたけどどこに使われているか分からない部品が余ってしまったなどという事になっても当店は関知しませんよ~。coldsweats01

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