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修理事例:レッツノートのバックライト不良

修理スタッフのKtyです。

今回はPanasonic Let's Note CF-Y5のバックライト交換事例です。

症状は「起動時にバックライトがちらつき、その後しばらくすると画面が暗くなる。」というものです。

診断の結果、原因はバックライトの劣化でしたが、ちらつきが発生している場合には更に別の状況へと進んでいる可能性があります。

それは、バックライト端子のハンダ付け部分の劣化によって配線が外れかかる、或いは外れてしまうというものです。

以前にもCF-W4、CF-Y2に於いて同様の事例を経験しています。

バックライトは劣化が進むと発熱が大きくなる(特に両端の電極部)様で、レッツノートに限らずバックライトが劣化した液晶パネルの電極付近はパネル内部のプラスチック製部品の一部に熱で溶けた跡や、焼け焦げた様な状態が見受けられる場合があります。

今回の事例でも電極付近のプラスチックフレームの一部に溶けた跡が認められました。

この熱によってハンダ付け部分に不具合が発生するものと思われます。

Img4658r2 交換の為に、劣化したバックライトを取り外しにかかるとバックライトとインバーターとを接続するケーブルの被覆のバックライト端子付近が焼け焦げた様になって硬化しています。

ケーブルを指でつまんで軽く引っ張ると、端子部分に被せてある絶縁チューブから簡単に抜けてしまいました。

絶縁チューブも取り外してバックライトの端子部分を観察すると、ハンダが劣化して光沢の無い濃いグレーに変色しています。
絶縁チューブ内では既にケーブルが端子から外れ、辛うじて接触しているという状況であったと思われます。起動時にバックライトがちらついた事がそれを裏付けています。

Img4261r2 画像は今回と同じ症状のCF-W4のバックライトに外部から電源を供給して強制発光させた際に撮影したものです。
画面の向かって左半分が明らかに暗くなっている状況がお分かり頂けると思います。
これは、向かって左側のバックライト端子とケーブルとの接続が外れている事によるものです。

更に検証すると先程とは反対側の端子付近のケーブルも、焼け焦げこそ無いものの被覆が硬化してひび割れています。

このままではバックライトを交換しても漏電の危険性があります。幸いケーブルの長さには充分な余裕があったので、左右共に劣化した部分は切断して被覆を剥いてから新しいバックライトの端子にしっかりとハンダ付けしました。
バックライトを戻し、確実に収まっている事を確認して交換作業は完了です。

バックライトの交換作業が済んだところで液晶パネルを仮付けしてパソコンを起動し、画面が明るく正常に表示される事を確認します。

いよいよ液晶の本組みです。各種配線を接続してから液晶パネルと天板を組み合わせますが、ここがレッツノートの液晶周りの修理に於いて最後の緊張を強いられる作業です。液晶パネルが非常にデリケートな構造となっているレッツノートでは、完全に組み上げる迄は常に液晶パネル割れの危険性と隣合わせの作業となります。

極度の緊張の中、慎重に作業を進める事30分。組み上げ作業が終わり、ヒンジ部分をネジ留めして完成です。

はやる気持ちを抑えながらディスプレイを開き、液晶パネルに割れが無い事を確認してホッと胸を撫で下ろしました。

Img4663r2 早速パソコンを起動すると、画像の通り明るく色鮮やかな画面が復活しました。

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コメント

同じ症状でパナソニックに修理を頼んだら、89000だったので、捨てることに・・・
まだ1年ちょっとだったのに〜 残念

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