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2009年1月

CMOS Check Sum Errorの原因とは・・・ -DELL Latitude X200,NEC Valuestar VL700/Cで遭遇した例-

通常、パソコン起動時に「CMOS Check Sum Error」と表示されるトラブルの原因は、CMOSの設定値を保持するためのバックアップバッテリーの劣化により、電圧が低下してCMOSの設定値を保持できなくなる場合が多い。バックアップバッテリーには非充電池のリチウムボタン電池や充電式のニッケル水素電池などが使用されている。

ボタン電池の場合は3年-5年ほど経過すれば電池は劣化してしまうので、交換が必要になります。しかし、バックアップバッテリーはあくまでもバックアップなので、常にAC電源を繋いで使用している場合や主バッテリーが正常に充放電できている間は、パソコンは問題なく使用できている筈なので、使い始めてから何年も経過していても「CMOS Check Sum Error」などというエラーにはお目にかかっていない方もいると思います。バックアップバッテリーが原因の場合はパソコンが使用できなくなる訳ではありませんが、ある日突然、このエラーに遭遇しても慌てる事がない様に対処方法をネットで検索するなどしておかれる事をお勧めします。今回はバックアップバッテリー以外の原因で、「CMOS Check Sum Error」に遭遇した事例を紹介します。

事例1:DELL Latitude X200

症状:ノートPCのバッテリーが充電されていない状態でACアダプターを取り付けて起動するとERROR 0271:Check date and time settings WARNING 0251:System CMOS checksum bad - Default configuration used Press<F1> to resume,<F2> to Setup
と表示され、停止します。BIOS設定画面を表示して日付と時刻を設定して保存をするとOSは起動するようになります。

状況からはバックアップバッテリーの劣化である典型的な症状なので、修理内容としてはバックアップ電池を交換しましたが、交換後も一旦電源を落としACアダプターを抜き差ししてから電源を入れると、同じ症状が発生しました。マザーボードを取り出して、基板上で電圧をチェックすると供給されている事から、CMOS自体かCMOSへ電源を供給する回路の不具合と判明し、結局(お客様のご希望で)マザーボード交換となりました。交換したバックアップ電池も全く電圧が出ていなかったのですが・・・。(稀な例です。初めて遭遇しました。)

事例2:NEC Valuestar VL700/C

症状:「電源を入れると起動途中で勝手に再起動を繰り返す。」という事で依頼された修理でしたが、実際に診断を始めると、起動時に「CMOS Check Sum Error」が発生しました。

取り敢えず、バックアップ電池の電圧をチェックすると正常値です。ノイズなどの影響でCMOSの値が壊れる場合もあるので、BIOSの初期値を設定して起動後、一旦シャットダウンして電源コードを抜き挿しして、再度電源を入れるとまた、起動時に「CMOS Check Sum Error」が発生します。「また、マザーボード不良か???」とも思いましたが、CMOSの設定値を読み出す時に正常に読めていない可能性を考え、メモリーのテストを実施して見たところ、予想は的中し2枚あるメモリーの1枚でエラーが多発しました。更に一度外したメモリーを挿し直してテストするとエラーは消滅。結局、メモリーの接触不良と判明し、「CMOS Check Sum Error」も起きなくなりましたので、トラブルは解決となりました。(ちなみに事例1の方はメモリーテストは異常無しでしたので、あしからず)

パソコンって微妙だなぁと改めて感じたトラブルでした。

記事:ダイヒョー

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

液晶パネル開閉スイッチの不具合2例 -富士通 FMV BIBLO NB9/95L 日立 Prius Gear GN73L-

明けましておめでとうございます。

本年もサウスプロジェクトチームを宜しくお願いいたします。m(__)m

新年、最初のブログはノートパソコンの「画面が暗い」トラブルで比較的多い、液晶パネル開閉スイッチの誤作動について記述します。

大抵のノートパソコンは、液晶パネル部分を閉めるとバックライトの電源が切れる様になっています。(設定によってはスタンバイモードに移行します。)その為に液晶パネルが閉められた事を検知するスイッチが付いています。マグネットを使用しているものや液晶パネルのフックを掛ける本体側の凹み部分内部に入っているため、表面には出ていない場合もありますが、スイッチパネル上や液晶のヒンジの近くにピン状の突起やレバーが出ていて押されると引っ込む様になっている場合が多いです。

この開閉(検知)スイッチが誤作動で働いてしまうと、インバーターへの電源供給が切れて画面が暗くなります。

Biblo_nb9_95l1 最初の例は、FMV BIBLO NB9/95Lですが、修理を始めようとパソコンを箱から取り出すと、メモ書きで「左側ヒンジ付近がぐらついて開閉がやりにくくなっています。液晶を開ける時は、左のヒンジ近くを押えて開けて下さい。」という趣旨の事が書かれていました。液晶を開けようとすると、なるほど・・左側が持ち上がりそうになります。注意しながら液晶を開き、診断を始め様としましたが、グラつきの原因が気に掛かりスイッチパネルを外して見ると、なんと左側のヒンジを本体に取り付けるネジの受け部が2個とも抜けていて、ネジが無くなっていました。この為、ヒンジは直接留められておらず、ヒンジの上に乗っているプラスティックの板で押えられている状態でした。

Biblo_nb9_95l2 そのプラスティックの板も変形し左側が持ち上がってしまっているため、同じ板に付けられている開閉スイッチレバーも浮いている状態でした。この機種の場合、開閉スイッチレバーで開閉スイッチを押している様な構造になっており、開閉スイッチは押されてオフになる様になっています。つまりこのレバーが浮いているとスイッチはオン状態になります。

Biblo_nb9_95l3 「画面が暗い」症状の直接の原因はバックライトが劣化し、焼き切れている事でしたが、バックライトを交換しても案の定、点灯しませんでした。バックライトが点灯するためには、ヒンジを本体に固定するネジ受け部分を修理して、先ほどのプラスティック板を固定する必要があります。本体のネジ受け部はボトムケースに取り付けられている金属板に付けられているので、この金属板を交換する必要があります。幸いにも同じ金属板が手元にありましたので、これを交換する事で、バックライトも点灯しヒンジも固定されたので、今後は液晶の開閉時に気を使う必要は無くなり、お客様にも大変喜んで頂きました。

Prius_gear_gn73l1 次の例は、日立 Prius Gear GN73Lの「画面が暗い」ですが、診断を開始したところ、インバーターからの出力が無く、バックライト単体での点灯試験はOKでしたので、インバーター不良かと思われましたが、インバーターを単体でテストしたところ正常でした。インバーター・ケーブルよりマザーボード寄りの故障と判り、インバーター・ケーブルだと入手が難しいと思われましたが、液晶の開閉スイッチをチェックしたところ、引っ込んでおりましたので、(SW1と表記されている)これが原因と判明しました。この機種の開閉スイッチは押されてオンになるタイプです。

Prius_gear_gn73l2 開閉スイッチを分解クリーニングし、突起が正常に立ち上がる様にしました。

Prius_gear_gn73l3 開閉スイッチは表から見ると、電源ボタンの隣の四角いボタンです。

Prius_gear_gn73l4 修理後正常にバックライトが点灯する様になりました。

記事:ダイヒョー

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