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2009年3月

マザーボード不良によるトラブル例

2月は1件も投稿しなかったのですが、2月の作業内容を振り返って見ると、マザーボード交換(または修理)が6件もありました。1月に6件は少ない様ですが、大抵の場合マザーボード不良と診断すると、修理中断になるケースが多いので、6件という数字は決して少なくはないのです。

6件の内容はというと、まずNEC Valuestar VT9001Dですが、症状は「電源を入れても起動できない。ビープ音がピーピッピッと鳴る。」というもので、BIOSの警告音からマザーボードのビデオチップ関係の不良と判明し、マザーボードを交換し修復しました。

次にLavie LL910/6ですが、症状は「電源は入るが画面に何も表示せず、起動できない。」というもので、診断の結果マザーボード不良と判明し、マザーボード交換となりました。

次もLavie LL910/Aですが、症状は「PCカード、SDカードスロット、IEEE1394ポートが使用できない。」というもので、これは別の故障で一旦メーカー修理に出したというお話でした。・・・・・・・マザーボードを交換しました。

4例目はdynabook AX/55Aですが、症状は「電源が入らない。」というもので、キーボードにうっかり液体をこぼしたという事でした。診断の結果、液体の侵入でマザーボード上の回路がショートしコンデンサが破損していたので、マザーボードの部分クリーニングと破損したチップコンデンサ1個を交換して修復しています。ノートパソコンのチップ部品の交換は部品の定格などが不明なので殆ど出来ないのですが、できる場合もあります。(担当はKty)

5例目はHP Pavillion dv9000で、症状は「画面表示が不良で、液晶画面、外部モニター共一時的にしか映らない。」というもので、画面が表示されたりされなかったり(つまり真っ暗になる)、フリーズしたりといった症状で、診断の結果、マザーボード上のNVIDEAのグラフィックチップが不良と判明し、マザーボード交換となりました。

最後はIBM ThinkPAD R50eで、「画面が暗い」症状でしたが、調べてみるとバックライトが折損していたので、バックライトを交換しましたが、点灯せず、更に診断すると、マザーボードからのインバーター駆動電圧が出力されておらず、マザーボード交換となりました。

マザーボード交換の修理代はマザーボードの部品代がいくらになるかで決まります。診断料と交換代の合計は、殆どの場合修理代金全体の半額以下ですので、いかに安く正常に動作するマザーボードが入手できるかにかかっています。

ちなみに今回掲載したマザーボード不良の修理代がどれくらいか興味のある方は当店のホームページの「パソコン修理実績」の「その他」の項目をご覧下さい。

記事:ダイヒョー

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

パソコントラブルの予防

気が付けばもう3月に入っている。ブログの最終更新日が1/31なので2月は1件も投稿していなかった。「最近サボっているんじゃないか?」と言われそうなので、久々に投稿する事にしました。当店のお客様で「貴店のブログは非常に参考になる。」とメールでコメントを寄せる方もいるので、少しは期待に答えなければ・・・。

当店に持ち込まれるパソコンのトラブルで、結構多いのが「つい、うっかり」が原因のものです。(つい、うっかり)ぶつけた。落とした。何かをはさんだ。蹴った。ワインをかけた。水をかけた。・・・などなど。先日持ち込まれたLet'Note CF-W5は、2-30cmの高さから落としてしまい液晶にひびが入ってしまった。「丈夫だと思っていたので、ショックです。」とお客様は仰っていましたが、いくら外側は丈夫でも液晶は薄いガラスなので、簡単に割れてしまいます。「つい、うっかり」が原因のものは、「気を付ける」しか予防方法はないのでは?

次に経年変化によるトラブルについて、時間が経つと劣化していく部品としては「液晶のバックライト」「ハードディスク」「光学ドライブ」「電源ジャック」「CPU冷却ファン」などが挙げられます。バックライトは蛍光灯なので、経年で劣化するのは、特に説明しなくても理解できると思います。ハードディスクや光学ドライブはモーターで回転させているので磨耗部分があります。特にハードディスクは、使用中は回転しっぱなしなので、モーターが劣化します。(以前調べた情報では耐久年数は4-5年程度との事でした。)たまに電車の中で、ノートパソコンを膝に乗せて使っている方を見かけますが、ハードディスクのデータを読み出すヘッドはディスクの上に数ミクロンの距離でディスクの回転で起きる空気圧で浮いています。このヘッドとディスク表面が接触すれば・・・「CRASH(クラッシュ)!!」という事になります。振動の激しいところで、パソコンを使うのは避けましょう。

ハードディスクのモーターが劣化してくると、データの読み書きに時間が掛かる様になり、パソコン全体の動きが遅くなります。異音が発生し始めたら、壊れるのは間近です。耐久年数が4-5年だからと安心してはいけません。1年程度で壊れてしまった例もあります。大事なデータはCDやDVDにバックアップを取りましょう。昨日まで動いていたパソコンが今日は動かないという事もよくあります。

データのバックアップも大切ですが、パソコンを再セットアップする「リカバリー」情報がハードディスク内に入っているパソコンは、ハードディスクが壊れたらリカバリーが不可能になりますので、リカバリーCDやリカバリーDVDを作成するのも忘れずに行って下さい。当店の修理でもハードディスクが壊れてリカバリーCD(DVD)が無い場合は復旧させるのが大変です。特にThinkPADは、パソコン本体に貼ってあるプロダクトキーを使用してWindowsをインストールしてもマイクロソフトの認証が通らない場合があります。(ライセンス的には問題は無いとサポートに確認済み)メーカーからリカバリーCDが購入できる場合もありますが、全てのリカバリーCDが購入できる訳では無いので、リカバリーCD(DVD)作成はトラブル予防の一環と考えて下さい。

電源ジャックの経年変化とは何か?というと、以前「ノートパソコンの電源接続不良の修理とは (Lavie LL730/5の組立解説付)」で記述しましたが、ACアダプターのプラグの抜き差しが繰り返される事によって半田付けされている端子の半田部分にクラックが入ると半田が溶けてしまう事態が起きます。予防措置としては、ACアダプターのプラグはなるべく抜き差ししない事とプラグを抜く時は、パソコンの電源を落として後しばらく放置してからにして下さい。

パソコンのCPUは発熱するので、CPU冷却ファンで排熱する事により内部の温度を下げています。CPUの能力が高性能になるほど、発熱量が高くなり充分に冷却できないと、CPUが壊れてしまう事があります。また、最近はグラフィック用のチップも高性能なものが取り付けられており、CPU同様かなり発熱する様になっています。CPUについては保護回路がついているので、内部温度がCPUの耐熱温度より上昇しそうな場合、自動的にCPUの動作クロックを遅くしたり、パソコンの電源を落としたりしますが、グラフィックチップの耐熱温度がCPUの耐熱温度より低い場合に内部温度の上昇により、グラフィックチップが壊れる事があります。前日修理したHP Pavillion dv2000はVGAモードでは正常で、WXGAモードになると表示が異常になるという症状で、グラフィックチップが壊れていた状態でした。

排熱が正常に行われないとCPU冷却ファンが常に高速で回転し続ける状態になります。排熱不良の原因はCPU冷却ファン自体の不良もありますが、排熱口にほこりが詰まり、内部の温度が下がらないケースもあります。CPU冷却ファンの回転数をチェックしていて、回転不良の場合は「CPUファンが正常に作動していません」というエラーを表示するパソコンもありますが、最近の低価格パソコンの一部ではファンエラーのチェックを行っていないものもある様です。

CPUファンの故障は、ファンの軸受けの磨耗もありますが、軸受け部への埃の付着によって摩擦が起こり、異音がしたり酷い時には回転しなくなります。CPUファンが正常でも排気口(正しくは排気口手前の冷却フィン)にホコリがフェルト状に溜まると、空気の流れを遮断してしまい内部の温度が上昇してしまいます。吸気口にフィルタが付けてあれば、状況も違ってくると思いますが、エアコンと違いパソコンにはフィルタが付けられていないので、中に溜まったホコリは分解して掃除するしかありません。外部から掃除機で吸っても冷却フィンに邪魔されて吸い出すのは困難です。逆にエアーダスターで噴いてもCPUファンにホコリを押し込むだけですので、余り効果はありません。

排熱不良はグラフィックチップの他メモリーコントローラなどのチップセットといったマザーボードの故障を引き起こします。予防としては、CPUファンが常に回転している様な状態の場合は、早目にご相談下さい。

記事:ダイヒョー

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