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2011年2月

バックライト交換てどこでも同じではありません。 (DELL Inspiron1520)

「画面が暗い」症状で修理を依頼されたDELL Inspiron1520。お急ぎなので早速着手しました。まずは、ベゼルを外す作業を始めましたが、ネジ隠しの接着が弱くなっている、ネジの締め付けも若干緩めで過去に分解された事があるのは直ぐに分かりました。

ベゼルを取り去ると液晶パネルとインバーターが剥き出しになります。インバーターから液晶パネルのバックライトケーブルのコネクターを外して、テスト用のバックライトのコネクターを接続して電源を入れると点灯します。バックライト不良と判明しました。

液晶パネルを取り外し、バックライト交換作業を行いました。パネルの分解時に液晶を上下から挟んでいる金属フレームを固定しているテープがカットされたままの状態でした。普通ならカットしても組み立て時に別のテープを貼るか、カットせずに剥がし再利用するのですが・・・、バックライトを反射板から取り出して見るとバックライトケーブルに絶縁用の熱収縮チューブが被っていません。元々被っていたチューブを前回のバックライト交換時に剥がして、そのままケーブルが剥き出しになった状態で半田付けのみを行っていました。半田付けを溶かし、バックライトケーブルを外します。

取り外したバックライトはガラス面に塗られた蛍光物質が所々剥がれかかっている(?)様な状態で両端も黒くなっていたので寿命になった感はありました。新品のバックライトに交換しバックライトケーブルを両端の端子に半田付けして、熱収縮チューブで接続部分を覆い絶縁処理をした上で反射板の中に収めシリコンゴムの蓋で固定します。金属フレームを閉じて、カットされたテープの替わりのテープで貼り付けます。液晶をパソコンに戻す前にテスト用のインバーターに交換したバックライトのケーブルを繋げて点灯させ液晶の状態を確認します。すると細かい点状のゴミが左右の下部分や真ん中辺りにも見て取れました。当店のバックライト交換では液晶パネル内にゴミは殆ど入らないのですが、たまに入ってしまった場合はこの段階で取り除きます。かなり広範囲に広がっているので、前回の交換時に入ったものと判断し、一旦液晶をパソコンに戻して画面を確認する事にしました。画面が表示された状態では殆ど気にならないので、そのままにしてお客様に確認する事にしました。

後で確認した結果、液晶内のゴミは前回他の業者でバックライト交換した際にバックライトの一部が炭化して内部に入り込んでしまったらしく、取り除けないと言われたらしい。また、前回交換してから1年9ヶ月しかもたなかったとの事でしたが、個体差もあるので一概に短いとも言えませんが(・・・まっ、ちょっと短いかな・・・)

パソコンを組み立てて、画面周りを軽くクリーニングし2時間の養生テストを行い完了です。

記事:ダイヒョー

「バックライト交換修理お試しキャンペーン」を3月1日から開始します。格安料金ですので、この機会に是非お試し下さい。

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

パソコン修理の部品持ち込みOKです。

こんにちは。今年も花粉が飛ぶ季節になりましたが、(もうとっくに飛んでますかcoldsweats01)皆様は、花粉症対策はどうされていますか?私は、今のところマスクと目薬のみでなんとかなっています。

本題です。当店のパソコンの修理代は診断料+作業代+部品代となっております。診断料と部品代は料金表に記載しています様に固定ですが、部品代は時価となっています。サプライヤー側で価格が変動する事や仕入先によって価格が違う事、新品や中古によっても変わりますので、全く同じ修理でも半年違うと修理代が異なってしまう事はあります。

これまで、修理用の部品につきましては基本的に当店で手配しておりましたが、修理代を安くする目的でお客様が「自分で入手した部品の持込をしたい。」というご希望もありました。持ち込み部品は信頼性の点において問題が発生する可能性があり、余り積極的に受け入れる事は正直避けてきましたが、この度解禁する事に致しました。修理のお申し込み時に「部品持込希望」として、パソコンと交換用部品を一緒に送って頂ければ、その部品を使用した修理を承ります。正常動作するかどうかの検証(或いは、動くかどうか保証されていないけど使って見たいという判断?)はお客様自身で行ってください。(修理時点で動かない事が判明した場合は、当店で改めて部品の手配を行います。)一番確実なのは同じ型番のパソコンから取り外した部品ですが、ロットによって使用部品が異なる事があります。過去に経験したDELLの一部のノートパソコンでは、使用されている液晶の型番が異なるだけではなく、コネクターのピンアサインが異なっており、そのまま取り付けるとショートしてLCDケーブルが焦げる事故が起きました。(外見が同じパソコンなのに使用している液晶どころかマザーボードも異なったものを搭載しているという、余り合理的ではない設計だと思います。それ以来DELLのパソコンの液晶交換は非常に気を使う様になりました。)この様に部品によっては取り付けられない可能性もあるため、以下の様な条件を付けさせて頂きます。入手される際は充分ご注意下さい。

条件1.持込部品を使用した修理の場合、修理後の保証は一切致しません。過去の例として、「Mebiusのマザーボードが部品焼損し交換したが、持ち帰りの数時間後HDDを認識しなくなり、マザーボードを再度交換した。」ケースがあります。交換直後は、全く問題なく動作していたが僅か数時間後にはIDEを認識しなくなりました。滅多に無いケースでしたが、保証期間内なので無償での再修理を実施しましたが、持込部品の場合は完了後に何か問題が起きても保証されません。

条件2.明らかに取り付けられない場合を除き、持込部品が使用可能かどうかのチェックは致しません。部品によっては、取り付けた事により新たな障害を引き起こす可能性もありますが、持込部品が原因で発生した故障については当店は一切責任を負いません。

保証が一切無いというリスクはありますが、確実な部品が安く入手できれば、修理代を安くする事は可能です。特に液晶やマザーボードといった高額部品は、作業代より部品代の方が掛かってしまう場合も多く、安い部品を自分で探して修理を依頼して見てはいかがでしょうか?パソコン1台を入手して必要な部品を使って欲しいという場合も対応致しますが、別途分解作業代が掛かりますのでご了承下さい。

詳細はお問い合わせ下さい。

記事:ダイヒョー

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

SDカード、メモリーカードが取れなくなったら・・・。

パソコンに挿入したSDカードやメモリースティックなどのメモリーカードが取れなくなる事があります。各メディアとそれに対応するスロットが合っている場合はなんら問題は起きませんが、SDメモリーカードは大きさが標準のものとminiSDカード、microSDカードの3種類あります。パソコンに用意されているSDカードスロットは標準の大きさを対象にしていますので、miniSDカード、microSDカードはそのままでは接続できません。miniSDカードまたはmicroSDカードから標準のSDカードの大きさに変換するアダプターを使用してスロットに入れる必要があります。「それはわかっているんだけど、ついうっかりアダプターを使用しないでそのまま穴に入れちゃった。慌てて取ろうとしたら、奥に入ってしまった。」という場合が殆どです。

カードスロットの奥にSDカードが入ってしまうと取り出すのは厄介です。例えばピンセットで挟んで引っ張ると仮定した場合、カードスロットの入り口を覗き込むと上下から触手の様に金属の板が出ています。SDカードを挟んで固定するためのバネですが、長さはパソコンの機種によって様々です。長いものだと奥に入ったSDカードを引っ張るときに引っ掛かってしまいます。(まるで食虫植物に捕まった虫の様です。)このバネがかなり邪魔して引っ張り出すのは困難です。無理に引っ張るとSDカード装置を壊してしまう可能性もありますので、ピンセットで引っ張るのはやらない方が無難です。

メーカーの対応はどうなんでしょうか?以前SDカードが取れなくなって困ったとご来店したお客様の話では、「メーカーのサポートに電話したら、マザーボード交換になると言われた。」との事でした。(全てのメーカーについて調べた訳ではありません。)

パソコンを分解してなんとかならないのか?分解してもなんともできません。SDカードスロットは箱になっているので、分解しても箱の外側が見えるだけで外から中のカードを押し出す事はできません。スロットの入り口から取り出すしか方法は無いのです。

当店では、SDカードの取り出しは、ご来店の場合お待ち頂いている間に完了します。修理代(取り出し代)は4200円です。即日料金などは掛かりません。当店ではピンセットは使用しないので取り出しに際し、SDカード装置にダメージを与える事はありません。取り出し実績は100%です。

SDカード、メモリーカードの取り出しはご来店のみの対応に限定してはおりませんので、郵送・宅配でも承ります。基本的に即対応としておりますので、修理お申込み後に発送と同時に修理代と返送料をお振込み頂ければ、当店への到着までの日数が1日の地域に限られますが、最短で今日送って明後日にはお手元に戻ります。(火曜日送る→水曜返送→木曜日届く、水曜日送る→木曜返送→金曜日届く、日曜日送る→月曜返送→火曜日届く)ご入金の確認が必要ですので、週の内火曜、水曜、日曜の発送が最短の期間となります。

詳細はお問い合わせ下さい。

記事:ダイヒョー

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

CPUファンを交換するために全分解しました。 (SONY VAIO VGN-SZ83S)

CPUファンの交換は、一番簡単な裏蓋を外してネジを2本緩めれば取り出せる様なものから、今回のVGN-SZ83Sの様なパソコンを全部分解して、マザーボードを取り出さないと交換できないものまであります。

中々大変だったので、ブログに載せる事にしました。

新品のCPUファンです。

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取り外す前のCPUファンです。

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全分解した様子。

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CPU冷却ユニットのファンを取り出すために、金属の蓋を留めてあるプラスティックの留め具をリュータで削り取る。

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蓋をずらして元のファンを取り去る。

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交換用のファンを入れて金属の蓋を戻し、留め具の変わりにエポキシで固定する。

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CPU冷却ユニットをマザーボードに取り付ける。ファンの電源ケーブルをコネクターに接続するのを忘れずに。ここまでで、ファン交換作業は終わり。ここからパソコンの組み立てに入ります。非常に工程が長いので、部分毎に纏めて写真と説明を入れましたがそれでも長~いので付いてこれるか心配です。

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CPUの熱伝導グリスが乾いていたので、除去した。

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マザーボードをパソコンのボトムケース(筐体)に収める。コネクターがあちこちにあるので、下敷きになったり挟み込まない様に注意。

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右上部のコネクター2箇所の接続を行う。

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手前部のコネクター3箇所の接続とネジを3箇所取り付ける。

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ファン取り付け用のネジ3箇所を締めて固定する。

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中央のコネクター1箇所を接続する。

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コネクター2箇所を接続する。

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ボトムケースの補強版を上から被せて左側のネジを3箇所締め付けて、右下のコネクターを接続する。

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右側のネジ4箇所も締め付ける。

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スイッチパネルをネジ2箇所で固定する。左側スピーカーのコネクターを接続する。マザーボードとの接続用コネクター(手前)も接続する。

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光学ドライブのガイドレールを2箇所のネジで固定し、光学ドライブを挿し込む。

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マザーボードとの接続コネクターを押し込んで、光学ドライブ固定用ネジを締め付ける。

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液晶パネルを取り付ける。左側のヒンジをボトムケースに差し込んでネジ2個を締め付ける。飾り蓋を溝に合わせてセットする。

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右側のヒンジもボトムケースに差し込んでネジ2個を締め付ける。こちらの飾り蓋も溝に合わせてセットする。

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LCDケーブルのアース線をネジ止めする。

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LCDケーブルを溝に収納しながらコネクターを接続する。

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無線LANのケーブルを左右から溝に収納しながら手前の無線LAN カードまで引っ張ってくる。4箇所をテープ止めする。無線LANカードにケーブル2本を接続する。

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ハードディスクのコネクターを繋ぎ、ネジ3箇所で固定する。

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パームレストを手前からスライドするように押し込んで、ネジ3箇所で固定する。タッチパッドのケーブルを接続する。

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キーボードケーブルを接続して、キーボードを溝を合わせ寝かせる。

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スイッチパネルカバーを取り付ける。

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パソコンを裏返して、CPUグリスを塗布する。

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CPUの冷却用ヒートパイプを右上を先に入れ、倒してからネジ2箇所で固定する。

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裏蓋を閉じてネジ6箇所を締める。(写真では5箇所しか出ていないのが次の写真に残り1箇所が出ている。)キーボード固定用(中央の深いネジ穴)ネジを締める。スイッチパネル固定用ネジ4箇所を締める。

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残りのネジ3箇所を締める。

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バッテリーを装着する。

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以上でCPUファン交換作業の全工程が完了しました。写真だと工程の長さが余り伝わりませんねcoldsweats01。実際には分解と組み立てなので、工程は倍になります。コネクターも多いので接続ミスが無いように気をつける必要があります。また、フレキケーブルは取り扱い注意です。結構簡単に切れてしまいます。

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記事:ダイヒョー

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

「パソコンの修理をどこに出すか」を決める時の基準は何ですか?

「パソコンの修理をどこに出すか」を決める時の基準は何ですか?

品物を購入する時は、同じものを購入するならなるべく安いところを探すでしょう。だからと言って、まがい物を購入したり詐欺に遭うのはいやだから、ある程度信頼性は気にして、価格と評判などをネットで調べて比較検討するのが一般的だと思います。

パソコン修理の場合は品物を購入する訳では無いので、評判はともかく価格だけで判断するのは危険です。修理業者の立場でこういう発言をすると穿った見方をされるかも知れませんが、敢えてぼやかして頂きます。

当店も含め、パソコン修理業者は「修理技術」を提供して、対価を頂いていますので、修理代を安くするという事は「技術の安売り」を行うという事になります。パソコン修理という仕事は、誰でもができるというほど簡単な仕事ではありませんが、ちょっと手先が器用な人が参入して来ているのは事実です。あまりに多すぎて一体どこに頼んだら良いか判断に迷うという事はままあると思います。

各々の業者がどういった基準で料金を設定しているかはわかりませんが、私は技術の安売りはするべきでは無いと思います。何故なら技術の安売りはモチベーションの低下を招きどこかにそのしわ寄せが来ると考えます。だからと言って、修理代が高ければ安心してまかせられるという事でもありません。高くも無く、安すぎる事も無い、価格相応の技術を提供してくれるところが一番安心できるのではないでしょうか?

一つの事例として液晶が割れて修理依頼を受けたLet'sNote CF-W5を取り上げます。このパソコンに使用されている液晶パネルは東芝松下製のLTD121EDBPという型番のもので、液晶のベゼル(正面のカバー)部分も液晶の形に合わせて成型されているので、他の型番の液晶は取り付けられない様になっています。ところが今回のCF-W5は以前に他社で液晶交換修理を行った事があると事前に知らされていましたが、液晶部分を開いて見ると、別の型番の液晶が入っていました。同じ東芝松下製のLTM12C328Pですが、液晶の形状がベゼルの形状と合いません。プラスティックの突起が液晶を取り囲む様に上下左右に壁を作っているので、その壁の内側に収まらない液晶は取り付けられないのです。ところが、別の液晶が入っていた。良く見ると左右の壁が下から上まで全て削られていました。

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レッツノートの液晶部分は薄い液晶に強度を持たせるためにベゼルを構造化設計していますが、左右の壁が下から上まで無くなった状態になっていたため液晶部分の強度はかなり弱くなっていたと思われます。おまけにLCDケーブルなどの固定は黒のビニールテープでベタベタと貼り付けてありました。「液晶パネルが収まれば良い」というかなりいい加減な修理と言えます。今回液晶が割れて当店に修理に出されなければ発覚しなかったと思います。液晶ユニット内部がどうなっているかは、外から見ても分からないので・・・。

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しかも今回当店に修理依頼された理由は、「修理代金が前に出したところより安い」という事です。でなければ、前に出されたところへまた再修理を依頼されていた筈ですから。当店より高い代金をとって、こんないい加減な修理をしているところがあるのは、同じ修理業者として情けない話です。純正品の中古液晶をベゼルごと交換しましたので、液晶部分についてはほぼ購入時の状態に戻ったと言えます。

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もう一つの事例ですが、数ヶ月前にやはりレッツノートのCF-W4の「画面が暗い」症状で修理の依頼がありました。当店に修理依頼する前に秋葉原の修理業者で液晶パネルを交換したという事でしたが、交換した理由が画面が暗くなったので持ち込んだが、バックライトが交換できないので液晶交換になったという事でした。液晶を交換して直ぐにまた画面が暗くなったし、修理代も結構高くついたので別の修理店を探して来られたという事でした。まず、液晶が割れてもいないのに交換する事に驚きましたが、液晶ユニットの天板を外して液晶の裏面を見て更にびっくりしました。インバーターの収納ケースはばらけて斜めについており、液晶パネル裏面の緩衝材の位置はでたらめだし、意味も無くテープがベタベタ貼られていた。いくら見えないところでも余りに酷い。こんな修理で7万だったと聞いてさらにたまげました!故障箇所はバックライト切れだったので、交換して液晶裏側の緩衝材、インバーターケース、ケーブルの固定などを全て修正しました。

当店の修理は、高くはありませんが技術の安売りをする事はしていませんので、安過ぎる設定ではありません。リーズナブルな価格です。(チープではありません。)

記事:ダイヒョー

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

自分で入手した液晶を取り付けて、元に戻したところバックライトが点灯しなくなった。 (IBM・LENOVO ThinkPAD X201-3249)

昨年の12月の事ですが、液晶が割れてしまったので自分で入手して交換しようとされている方から「lenovo X201用の交換液晶を取り扱っていますか?」という問い合わせがあった。生憎当方は古物商免許も所有していないので、部品のみの販売は一切行っていないのだが・・・。

お客様によると「他社で一度頼んでみたところ、同じ型番液晶の互換性ありと言われているものが送られてきたが、ピン数が違っていた。(40ピンのものが送られてきた。実際のピン数は30なので、10ピン多い)その会社が持っている情報では、lenovo X201の液晶のコネクターは40ピンであるとの事だったので、試しに入手した液晶を取り付けて見たが全く映らなかったので、元の割れた液晶に戻したら交換前は点灯していたバックライトも点灯しなくなった(この液晶はLEDバックライト)。その会社の情報は当てにならないと判断し別の入手先を探している。最悪な事態だが、液晶パネルは返品出来たので、正しい液晶パネルを入手し交換したい。」との事。

液晶パネルの入手先を探したところ、新品は入手できず、中古も余り出回っていない液晶らしくかなり入手が難しいらしいが、仕入先の1社から液晶パネルの入手手配が出来ると回答をもらい、修理の見積りを付けて「修理依頼なら承ります。」とメールで回答。数日後に持込みで修理依頼を受けた。仕入先からの納期の回答は10日間だった。液晶パネルを発注して入荷待ち・・・。

10日目で届かなかったので、仕入先に催促すると海外からの取り寄せなので「クリスマスのせいか?国際荷物は大幅遅れています。誠に申し訳ありませんが、到着まで待っていただきますか?」との回答。

お客様から12月27日までに完了して欲しいというご要望があり、仕入先に催促を繰り返し、別ルートを使い納品してもらった結果、液晶パネル注文後15日目(12月24日)で漸く部品が届いた。液晶パネルだけの問題なら、お客様の完了希望日に間に合ったのだが・・・。

早速、交換したがやはりバックライトが点灯しない。ピン数が合わない液晶パネルを無理矢理取り付けたので、マザーボード側が故障したと思われる。部品がショートしていたらどうしようもないが、一応マザーボードをチェックしたところLCDケーブルのコネクター付近のヒューズ切れと解かったので、お客様にヒューズ交換が必要という事を連絡し、今度はヒューズの入手手配を行い、12月29日(年内最終日)に同規格のヒューズと交換して正常に点灯する事を確認した。

Thinkpad_x2011 

ヒューズの交換で済んで、非常にラッキーだったと言える。場合によっては煙が出ていてもおかしくない、ピン数が合っていてもピンアサインが異なればトラブルが起きる可能性がある。ましてピンの数が異なっているのにコネクターをつなげてしまうというのは絶対にやってはいけない事である。

Thinkpad_x2012

液晶パネルのサプライヤーは、パソコンの機種と液晶パネルの型番の対応情報を個別に持っており、その情報に従って液晶パネルを販売している。実際に交換作業を行わないで情報のみで互換性を判断しているところもあり、情報が間違っている場合や情報が正しくても相性までは調べていない事がある。液晶パネルのライフサイクルは、パソコンのライフサイクルより短期なので、同じ液晶パネルが入手できない場合があり、その場合は互換品や後継部品で代替する事になるが、経験上殆どの場合、互換品、後継部品で問題無く使用できるものの一部の機種では若干の信号の立ち上がりのズレやレベルの違いなど微妙な差があるらしく、表示異常が発生する場合がある。

例えばパソコンに外部モニターを取り付けて画面を外部モニターと液晶画面の切り替えを繰り返し行って見ると最初は問題無く表示したものが、信号のタイミングがずれて液晶画面の表示が表示されたり消えたりとフラッシュする状態になった事もある。このケースでは、2度互換品の新品液晶と交換したが変わらず仕方ないので元々使用されていた液晶と同じものを別の仕入先から入手した。

また、液晶メーカーが後継部品として供給している液晶パネルと交換したのに画面全体にノイズが載ってしまう状態になった事もあり、このケースではサプライヤーが液晶の型番は同じで枝番違いの液晶を数枚持参してくれて、相性が合う液晶を検証を行って特定した。メモリーと同様にパソコンと液晶パネル間にも少ないながら相性問題が存在するのである。

その他、詳細について記述はしないが一部の機種では全く同じ液晶でも交換できない様になっているらしい。

液晶を自分で直そうと部品を入手して交換する場合、上記の様な落とし穴がありますので、十分注意して下さい。

記事:ダイヒョー

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