最近のトラックバック

« 2011年10月 | トップページ | 2012年3月 »

2012年2月

ファンから異音が発生して、使用中に電源が落ちてしまう。(SONY VAIO VGN-SZ94PS)

こんにちは。今回はCPUファンから異音がして、リカバリー中に電源が落ちてしまいリカバリーが完了できないという修理依頼です。

パソコンを分解して、CPUファンを手で回して見ると重く回転しない状態でした。ガタツキもあるので、ファンは交換する事にしました。内部も埃が溜まっていて、特に冷却フィンはまるで毛が生えた様な埃の付着状態です。電源が落ちるのはファンの回転不足、排気口の詰りによる冷却不足で内部の温度が上昇してCPU保護回路が働くためと判明しました。

Sz94ps1 

数日後注文したファンが届いたので、ファンの交換と内部清掃を行ってからパソコンを組み立てました。

Sz94ps2

電源を入れると起動画面に縦線が表示されたりランダムに文字が表示される症状を確認。但し、ログイン画面以降は正常に表示されます。恐らく冷却不足で内部の温度が上がりGPUの半田割れを起こしていると思われましたが、完全には壊れていない状態でした。この機種のGPUはNVIDIA GeForce 8400M GSですが「ハイブリッド・グラフィックシステム」を採用しており、高機能GPUとチップセット内蔵のグラフィックス機能「GMA X3100」とを切り替えて使用する事が可能らしいです。(蛇足です。)

Sz94ps3

Sz94ps4

Sz94ps5

リカバリー途中だったので、リカバリーを続行させて見ました。電源が落ちる事も無くリカバリーが完了し、ファンの異音も解消しました。リカバリー後は起動画面も正常に表示される様になったので、ドライバーが一時的に壊れただけだったのかなぁ?と期待しましたが、DVDの再生を行って見たらやはりGPUを使用すると駄目で、画面に縦線が入り動作がおかしくなってしまいました。そのまま修復するほど甘くは無かったです。逆に壊れかかっていたGPUが完全に壊れてしまった様です。

参考:2009年9月にデル株式会社が、一部のNVIDIA製GPUを搭載したノートPCで発生する不具合の発生を予防するためのBIOSを公開したのですが、その際にGPUの温度が上昇し故障した場合の症状として、「表示が重複する」、「ランダムな文字が表示される」、「複数のラインが表示される」、「画面が表示されない」といった事が上げられています。

故障原因の冷却不足については解消しましたが、一足遅かった様です。マザーボード交換は修理代が高くなってしまうので、GPUの再加熱による半田の溶融で修理して見る事にしました。再度パソコンを分解しマザーボードを取り出し、防熱処理を施し、GPUの再加熱を実施。冷ましてからパソコンを組み立てて、電源を入れ正常に表示される事を確認。

Sz94ps6

Sz94ps7

再加熱処理後は、数日間に渡ってGPUの高負荷テストと連続負荷テストを行い修復の検証を実施します。

記事:ダイヒョー

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

組み終えたばかりの自作パソコンが起動しない。(マザーボード:ASUS P8Z68-V)

こんにちは、今回は自作パソコンの修理です。

記事に入る前に・・・下の写真は仕事場の窓から見える景色です。すぐ隣は生産緑地です。その先に山があり、木々に隠れていますが、「よみうりランド」の施設の一部が見えています。

P8z68v1

修理のご依頼内容は、「自作PCを組み終えドライブやファンの起動は確認したのですが、『シグナルが検出されません』と表示され、ディスプレイに何も映りません。」という事でしたが、実際には起動時のBIOSのPOSTが完了していない状況でした。

診断としては搭載しているASUS P8Z68-Vのマニュアルをダウンロードし、参考にしながらケーブルコネクタなどの点検から始めました。一通りチェックして特に接続などに問題は無かったので、電源を入れたところ、マザーボードのDRAM_LEDが点灯している状態でした。マニュアルによるとBIOSのPOSTでメモリー、CPUと順にチェックして行くがエラーを検出するとLEDが点灯状態になるという事なので、メモリーでエラーが発生していると判明。MemOKボタンを押すと点滅状態になるが、しばらくしてまた点灯状態に戻る。つまり相性問題の回避を試行し結果的に失敗している。念のため、メモリーの相性について調べたところ、メーカーがテスト済のメモリーリストを公開しており、その中に入っていたので相性ではなさそう。

2枚搭載しているメモリーの内A1スロットのものを抜いてみたら起動した。メモリー不良と思われたが、更に診断した結果A1、A2スロットが不良であると判明。B1,B2に2枚挿しBIOSで8GBを認識しているのを確認。不良スロット側クリーニングして見たが変わらず。マザーボードの初期不良と判明。B1,B2に2枚挿しする場合もしっかり挿さないと同じエラーが発生するので、このマザーボードのメモリースロットは非常にシビアな様です。単なる接触不良を疑い何度も挿し直しを行って見たが、A1,A2スロットは全くだめなので、スロット不良と断定しました。

P8z68v2

このトラブルについて、お客様への修理方針を4案ご提案しました。

1.マザーボードは保証期間内或いは初期不良で交換可能な場合は診断のみで終了も可能。
2.当方で部品を用意して交換修理する場合のお見積り。
3.部品はお持込みで交換修理のみ行う場合のお見積り。
4.現状のマザーボードでもメモリースロット2個は生きているので、メモリー2枚で使用する場合の検証作業を行う場合のお見積り。

お客様からは「納品書などは紛失しているので交換は出来ない、今後メモリーを増設する予定なので2.のマザーボード交換でお願いします。」という事でした。

新品の同型マザーボードを取り寄せ、入替えしメモリーが正しく認識する事を確認しました。マザーボードに不具合が無いかを確認するため、テスト用ハードディスクに交換しWindows Vistaをインストールして、付随のドライバーを入れて、画面表示、サウンド関係、ネットワーク、USB認識など基本機能が正常な事を確認して作業完了。

P8z68v3

P8z68v4

P8z68v5

記事:ダイヒョー

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

メーカー製パソコンに貼ってあるWindowsのプロダクトキーが消えてしまったら・・・。

こんにちは。今回はプロダクトキーのお話です。

Windowsのプロダクトキーがパソコンに貼ってあるのはご存知かと思いますが、例えばノートパソコンでは底面に貼ってあるシールです。英数字5文字ずつの羅列がハイフンで5列繋がっています。つまり25文字です。普段は全く必要が無いのですが、リカバリーディスクを作成していない状態で、ハードディスクが壊れてしまった場合やライセンス認証を行う時など何かの時に必要になります。ところが、Vista以降のメーカー製パソコンでは、プロダクトキーのシールに保護シートが貼られていないのです。以前は透明のシールが上から張ってありましたので、擦れて消える事は無かったのですが、Vista以降のパソコンに貼られているプロダクトキーのシールは印刷面がそのままです。ノートパソコンは持ち運ぶ機会が多いので、予想外に底面が擦れる様です。今日修理を始めたノートパソコンのプロダクトキーも擦れて判読できない状態です。

Productkeyold
以前のプロダクトキーシールかなり昔のものでも消えずに残っています。(Windows XP Home)

Productkeynew
Vista以降は表面の保護シールが無く擦れて消えてしまいます。(Windows Vista)

先日も富士通のBIBLOで底面のプロダクトキーが消えてしまっているパソコンの修理を行うため、プロダクトキーが必要になりましたが、再発行を期待しお客様の代理で試しにメーカーに聞いてみました。結果は「再発行は出来ない」と言われてしまいました。パソコンを購入すればWindowsの使用権を取得した事になる筈ですが、プロダクトキーが擦れて消えてしまってもそれは購入者の落ち度になるという事でしょうか?以前は消えない様に保護シールを貼っていたのに理由も無く、保護シールを貼るのを辞めてしまい。取扱説明書には「プロダクトキーが擦れて消えてしまう可能性」について記述されているのでしょうか?

どうもメーカーさんが何を考えているのかわからないです。いずれにしろ、そのままでは消えてしまうので自衛するしかないという事だと思います。とりあえず消えない内にパソコンをひっくり返してプロダクトキーをメモして下さい。また、リカバリー用のCDやDVDを作成して無い方は是非作成しておいて下さい。

記事:ダイヒョー

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

■他店で断られた古い型のパソコン修理 (富士通 FMV-BIBLO NB10AL 2002年5月発売)

こんにちは。今回は他店で修理を断られた機種です。お問い合わせから頂きました。「パソコン使用中、突然画面が暗くなり、以降パソコンを立ち上げても暗いままとなりました。(FN+F10キーを押すとわずか数秒ほど明るくなりますが、すぐ暗くなります。数秒明かるい間に起動させると操作可能なので、ハード自体はまだ機能していると思われます。)かなり古い機種ですので量販店に尋ねたところ、バックライト交換不良であっても部品の調達ができないと言われました。」との事です。バックライトはまだ問題無く入手できます。古い機種だとインバーターが入手できるかの方が心配ですが、これも恐らく大丈夫でしょうと、修理をお引き受けしました。

診断を始めると、電源を入れて少しの間は画面が表示されましたが、真っ赤な夕焼け色に染まっていました。最近は余り見かけなくなったのですが、典型的なバックライトの劣化状態です。(最近のバックライトは赤くなる前に切れてしまうのでしょうか?徐々に劣化するという事が無い様に思えます。古い機種に使用されているバックライトの方が長持ちするのでしょう!ほぼ10年前の機種ですからね。)

Nb10al1_2  Nb10al2_2 

インバーターのチェックのためテスト用バックライトを接続して見ましたが、インバーターは問題無しでした。

Nb10al3

液晶を分解してバックライトを交換します。この機種は14.1インチの日立製の液晶パネルが使用されていました。バックライトは1本です。日立製の液晶はバックライトは導光板や反射板が収まったプラスティックのフレームの中に入っています。このフレームを挟む様に前面の液晶パネルと後面の液晶基板があり、液晶パネルと液晶基板はフレキケーブルで繋がっています。

バックライトを交換するためにプラスティックのフレームを取り出す必要があります。後面の液晶基板を覆っているテープ剥がし、基板を固定しているネジを外し基板側からフレキケーブルが破断しない様に注意しながら持ち上げて、間のプラスティックフレームを取り出します。(フレキケーブルが切れてしまえばこの液晶は使えなくなるので非常に神経を使います。最近の液晶パネルは、こういう構造のものは無いので、本当は修理できるものも敬遠されているのかも知れません。)取り出したプラスティックフレームの導光板などを持ち上げて一番下部の収納部に入っているバックライトをバックライトケーブルごと取り出します。

バックライトケーブルの半田付けを外し、バックライトを交換し半田付けします。バックライトの長さが収納部に入るぎりぎりの長さなので、少しでも半田が多かったりすると収まらなくなります。余分な半田を取り除き旨く収納部に収まる様に調整します。後は逆の手順で液晶を組み立てて、パソコンに収めます。

電源を入れると、赤味掛かっていた画面は正常な色になりました。もちろんバックライトが消えてしまう故障は直りました。

Nb10al4 Nb10al5

光ムラなどもなく非常に綺麗な状態です。10年経過しているとは思えません。まだまだ使えるのではないでしょうか。

Nb10al6

記事:ダイヒョー

「ぱそこん修理屋のぼやき」

パソコン修理は「サウスプロジェクトチーム」

« 2011年10月 | トップページ | 2012年3月 »

2015年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

Amazon ウィジェット

  • ウィジェットC
  • ウィジェットB
  • ウィジェットA